大麦入りドッグフード

穀物は犬が消化困難で胃腸に負担がかかる食物として有名ですが、その種類や加工方法によっては立派な栄養源として活躍してくれるものもあります。
その一つが大麦で、食物繊維、β-グルカンが豊富に含まれています。

小麦と大麦の違い

小麦と大麦は同じイネ科の仲間ですが、タンパク質の種類が異なります。
小麦のタンパク質はグルテンといって、粘り気がありパンや麺を作るのに適しています。
犬はこのグルテンを消化するアミラーゼという酵素が不足しているために消化困難とされており、小麦はドッグフードの原料に不向きとされています。

大麦のタンパク質はホルデインといって、粘り気がなく醤油や味噌、ビールを作るのに適しています。
グルテンは含まれておらず、犬の消化にも優しい食材といえます。

また小麦やトウモロコシに比べ大麦はアレルギーとなる可能性が低く、アレルギーが心配な愛犬にも与える事が出来ます。

食物繊維

大麦には食物繊維が豊富に含まれており、サツマイモの4倍、白米の19倍、ごぼうの2倍含まれているとされています。
食物繊維は満腹感を得やすく、腸内環境を改善するのに効果があります。
太り気味の愛犬にかさましとして与えるフードとしても活用されます。

β-グルカン

大麦にはβ-グルカンも豊富に含まれており、血液をサラサラにしたり余分な糖質や脂質を排出する効果があります。
ダイエット食品としても活用されています。
腸の糖分吸収もゆっくりする働きがあるため急激な血圧上昇を防ぐ事にも繋がります。

身体に問題がないからと大量に摂取して良い訳ではなく、健康促進のために適量使用する程度に留めておく必要があります。
犬にはタンパク質や脂質といった栄養素がとても重要ですので、ドッグフードの原材料は動物性タンパク質が主原料として使用されているものを選ぶ必要があります。
いくら小麦に比べ消化性が高いといっても穀物が主原料のフードは避けてあげて下さい。

また大麦にも粗悪な原料を使用している可能性がありますので、品質の良い食材を使用しているかを確認するのも忘れないようにして下さい。
アレルギーに関しても100%ないわけではありませんので、少量から試してみて症状が現れないか観察して下さい。